ダイエットや筋肉量の多い体作りなど、ボディメイクを目的として冷凍弁当を提供するマッスルデリ。
食事制限をしている方に、特に人気の食事宅配サービスです。
しかし、お弁当に含まれている添加物が気になる方もおられるのではないでしょうか?
ボディメイクを行えたとしても、添加物で健康を損なっていては意味ないですよね。
そこで、本記事ではマッスルデリで使用されている添加物を、実際に注文して安全性を確かめてみましたので、ぜひ参考にしてください。
どのような添加物が使用されていれば安全と言える?
添加物には、甘味料・着色料・保存料・酸化防止剤など、様々な種類が存在します。
体に悪いイメージも持たれやすい添加物ですが、実際はほとんどの加工食品に使用されており、昨今の食生活に必要不可欠です。
マッスルデリも例外ではなく、冷凍弁当に添加物は含まれています。
しかし、添加物には安全と言われている指定添加物と既存添加物があり、この2種類が使用されているかが重要です。
指定添加物・既存添加物の定義としては、下記の通りです。
もっと詳しく
- 指定添加物:厚生労働大臣が安全性と有効性を確認して指定した添加物
- 既存添加物:長年使用され、例外的に使用を認められた添加物
安全性が認められた添加物と言って良いでしょう。
一方、指定添加物・既存添加物の中でも、注意すべき添加物が存在します。
例えば、食材宅配サービスの中でも人気の高い「生活クラブ生協」では、下記添加物の安全性確認が不十分として、利用を禁止しています。
生活クラブ生協の禁止添加物リスト
- 亜硝酸ナトリウム
- 甘味料アスパルテーム
- 安息香酸ナトリウム
- カラメル色素Ⅱ~Ⅳ
- 加工デンプン(乳幼児向け食品のみ)
- グリシン
- 酵素
- コチニール色素
- タール系色素
- ナイシン
- 防かび剤
- リン酸塩・重合リン酸塩(用途を限定して許容)
利用を禁止しているのは12種の添加物で、中には危険な病気に発展する可能性がある原料も。
指定添加物・既存添加物に加え、これらの添加物の含有についてもチェックしていきます。
マッスルデリの添加物の安全性を原材料でチェック
添加物を加工食品に利用した場合、原則として原材料名に、全ての添加物を表示する必要があります。
マッスルデリに関しては、お弁当の蓋に原材料名の表示があるため、実際に注文した私が添加物をチェックしていきます。
確認する添加物は、私が注文したLEAN(減量用)プランの下記お弁当です。
注文したお弁当
- 鶏肉の醤油麹焼きセット
- カオマンガイセット
- 鯖の塩焼きセット
- サーモンとアスパラのパスタセット
- 鶏肉のトマトソース炒めセット
なお、酸味料・ph調整剤・香料・調味料(アミノ酸等)などは、「一括名」で表示ができる添加物として指定されています。
これらの添加物は、複数の添加物を組み合わせて使用するものや、食品中に常在する物質であるため、個々に成分表示する必要がありません。
よって、個々に表示されている添加物に関して、安全性をチェックしていきます。
「鶏肉の醤油麹焼きセット」の添加物
添加物一覧
- 酒精
「鶏肉の醤油麹焼きセット」に含まれる添加物は、酒精のみです。
酒精とはその名の通り、アルコールの一種で、一般的には殺菌目的で使用される添加物です。
安全性は高く、また添加する目的を果たすため、必要最低限の量しか含まれておらず、口に入れても問題ありません。
「カオマンガイセット」の添加物
添加物一覧
- 調味料(アミノ酸等)
- 酒精
- 加工デンプン
- 酸化防止剤(V.C)
- 酸味料
- 香料
- ph調整剤
- 増粘剤(キサンタン、加工デンプン)
- 唐辛子色素
「鶏肉の醤油麹焼きセット」に比べると、「カオマンガイセット」に含まれる添加物は多いですが、一般的な加工食品に含まれる添加物としては特別多くない量です。
「カオマンガイセット」で聞き慣れない添加物は、増粘剤のキサンタン・唐辛子色素あたりではないでしょうか?
しかし、キサンタン・唐辛子色素ともに、既存添加物に属します。
よって、「カオマンガイセット」の安全性は高いと言えるでしょう。
「鯖の塩焼きセット」の添加物
添加物一覧
- 加工デンプン
- 増粘剤(加工デンプン)
- リン酸塩
- 調味料(アミノ酸等)
- ph調整剤
- 酸化防止剤(V.E)
- 酸味料
- 酒精
- 豆腐用凝固剤
「鯖の塩焼きセット」に含まれる豆腐用凝固剤は指定添加物にあたり、安全性は認められています。
しかし、注意したいのがリン酸塩です。
先述の生活クラブ生協では、リン酸塩を練り製品・加工肉類で使用することを禁止しています。
「鯖の塩焼きセット」に関しては、練り製品・加工肉類が含まれていないので安全ですが、気になる方はご注意ください。
ちなみに、リン酸塩は一部食材で必要不可欠な添加物であり、指定添加物としても認められています。
安全性は立証されているため、安心して食べられる添加物ではあります。
「サーモンとアスパラのパスタセット」の添加物
添加物一覧
- 調味料(アミノ酸等)
- 酒精
- 加工デンプン
- 酸味料
- ph調整剤
- 酸化防止剤(V.C)
- 増粘多糖類
- 香料
- 着色料(カラメル・クチナシ・紅麹)
- トレハロース
「サーモンとアスパラのパスタセット」には、着色料が多く含まれています。
特に、カラメルに関しては、生活クラブ生協ではカラメルⅠのみ許容されていますが、原材料からは判断できません。
カラメルⅠ~Ⅳは既存添加物として認められているので、安全性は高いですが、気になる方は避けるようにしましょう。
なお、着色料のクチナシ・紅麹とトレハロースは既存添加物です。
「鶏肉のトマトソース炒めセット」の添加物
添加物一覧
- トレハロース
- ph調整剤
「鶏肉のトマトソース炒めセット」に含まれる添加物は、トレハロースとph調整剤のみです。
トレハロースは先述の通り、既存添加物にあたるので、「鶏肉のトマトソース炒めセット」は安全なお弁当となります。
マッスルデリの添加物は安全性が高い!
私が注文したお弁当に関して添加物の安全性をチェックしましたが、全て指定添加物・既存添加物が使用されていました。
また、冷凍弁当は保存料を使用する必要がなく、マッスルデリのお弁当は全体的に添加物が少ないです。
よって、マッスルデリの冷凍弁当に含まれる添加物は、安全性が高いと言えます。
ちなみに、私が実際に利用した冷凍弁当宅配サービスの中で、人気の高いnosh・ワタミの宅食ダイレクト・まごころケア食・食宅便で使用される添加物は下記の通りです。
もちろん、メニューによって添加物の量は変わりますが、1,2種類の添加物しか使用しないお弁当もあるマッスルデリに比べると、種類が多いと分かります。
添加物の量に関しては、他の人気冷凍弁当宅配サービスよりも、マッスルデリが優れています。
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まごころケア食で使用される添加物の安全性は高い?原材料を調べてみた!
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マッスルデリの添加物以外の安全性は?
マッスルデリで使用される添加物は、比較的安全なものが揃っていると分かりました。
しかし、そもそも安全性を確保して冷凍弁当が作られているのか、気になる方も多いのではないでしょうか?
公式サイトに掲載されていたマッスルデリの安全性対策としては、下記の通りです。
マッスルデリの安全性
- 安心・安全な衛生管理を行った工場で製造
- 食品ごとに細菌検査を実施
- 海外産の食材も利用するが、国の基準を満たし、厳選したものだけを使用
他の冷凍弁当宅配サービスに比べると、少々具体性に欠ける印象です。
しかし、マッスルデリは冷凍弁当の販売個数が多く、メディアでの掲載実績もあるので、信頼性は高いです。
よって、冷凍弁当の安全性は、特に問題ないでしょう!
ここまで、マッスルデリの添加物・安全性に関して解説してきましたが、より詳細なレビューを知りたい方は、下記記事をご参照ください。
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マッスルデリに痩せる効果はある?ダイエット用プランを注文した主婦の口コミ!
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マッスルデリの添加物まとめ
マッスルデリの冷凍弁当は無添加ではなく、添加物が含まれています。
しかし、実際に原材料をチェックしてみたところ、安全性が認められた指定添加物・既存添加物のみを使用していると分かりました。
また、含まれる添加物の種類が少ないのも大きなポイントです。
健康面にもしっかり配慮されたマッスルデリの冷凍弁当で、ボディメイクに取り組んでみましょう!